豆知識コラム

【豆知識】初めての着物知っておきたい知識

コラム

 

洋服にカジュアルなおしゃれ着やフォーマルなスーツなどがあるように

着物にもさまざまな種類、用途があります

今回は着物を着る時に気をつけたい点を洋服のお話を交えてご説明しますね

 

↓こんな方におすすめ↓

着物初心者さん

着物始めたいけど何を買えばいいかわからない方

着物でお出かけしたい方

 

着物の種類

初心者さんは着物にどんな種類があるかわからないですよね

まずはどんな種類があるかご紹介します

 

①打掛

 

結婚式の際に花嫁様が着用します

白無垢もこの中に入ります

特徴は下の方に綿が入っており、重く引きずるように着用します

豪華な刺繍や柄が入っており華やかです

②黒留袖

黒地の留袖(とめそで)のことを黒留袖と言います

既婚女性の最上級のフォーマル着として着用されます

留袖とは裾に柄が入っており家紋が入っているのが特徴です

黒留袖は5つ紋が入っているのが主流です

③色留袖

先程紹介した留袖の黒以外のものを色留袖と言います

こちらも裾に柄が入ってます

家紋の数は用途によってさまざまですが3つか1つが多いです

紋の数が多いほどフォーマルなお着物です

 

(写真左:色留袖,右:訪問着)

④訪問着

訪問着はお客様のお家に伺うときに来ていける着物として

大正時代に名称が生まれたと言われています

その名の通り人を訪ねる際やお茶会などの特別な訪問時に相応しいとされています

最近では入学式や卒業式などの学校の催事に着られる方が多い印象です

訪問着は肩のところまで絵が繋がっており共八掛(裏地が同じか似た色の生地)をつけ、

仮絵羽(仮縫いした状態)で販売されています

 

⑤付下げ

付下げは訪問着とよく似ています。

大きく見分けると

華美なものが訪問着、大人しめなのが付下げです

また付下げは反物で販売されていることが多いですね

訪問着と同じように絵羽模様ですが、付下げは縫い目にかからないように考えてられてます

家紋は入れないことが多いです

 

⑥色無地

色無地とは黒以外の柄のない無地の着物のことを言います

紋を入れることで礼装として、紋がなければカジュアル着としても着て頂けます

無地一色なので帯でコーディネートが楽しめます

色無地を仕立てる場合一つ紋で仕立てすることが多く、

地紋(生地に織りが浮かぶ紋様)がある色無地はフォーマルな着物として扱われます

地紋がないタイプで暗めの地色であれば、喪の帯(黒共帯)を合わせて色喪服として着て頂けます

(左:色無地,右:振袖)

 

 

⑦御召

おめしちりめんの略で染めと織りのきものの中間のような着物です

染めの小紋や織りの紬と同じように、観劇や食事会、お稽古など幅広く活躍します

上の色無地まではフォーマル感が強いですが、

お召は普段使いしていただけるお着物です

 

 

⑧江戸小紋・小紋

小紋とは着物全体に柄があり、模様に上下の向きや、身頃の柄合わせがない着物のこと

その中で江戸小紋は上位になり、江戸時代に大名が使用していた柄を指します

柄が小さく均等になっているものほど地位が高い役職の方が着用していました

遠目で見ると無地に見えることから紋を入れて色無地のように着用する場合もあります

 

 

⑨紬

紬糸などを使用した先染め(糸を染めている)の絹織物です

非常に丈夫なことから、古くから普段着とされてきました

色合いなどからもおしゃれ着の代表として知られてます

三大紬(大島紬・結城紬・牛首紬)が有名で、呉服屋さんでよく取り扱っていますよね

 

 

 

⑩浴衣

皆さんに1番身近な着物は浴衣なのではないでしょうか?

お祭り=浴衣のイメージありますよね

最近の夏は大変暑いので夏着物より浴衣を着られる方もいらっしゃいます

元々湯浴み(お風呂)上がりに着る衣装だったので浴衣と名付けられました

着物より簡単にお着付けいただけるので学生さんのも人気です

 

どのシーンで何着る?

上記では着物の種類を説明しましたが、

着る場面が分からなければハードルが高いですよね

洋服を着る時場所やシーンで何着るか決めますよね着物も一緒で

例えば結婚式にデニムのパンツ履いてはいけないように

着物の中でもフォーマルなドレスと一緒なものもあれば

普段着と同じくらいカジュアルなものもあります

まずはシーンに合わせてお伝えします

 

 

結婚式

結婚式は着物を着る方も多くいらっしゃると思います

新婦・お母様・親族・他招待客の方で分けて紹介します

 

まずは主役の新婦さん

ウエディングドレス=白無垢

カラードレス=打掛

こちらはご存じの方も多いですね

 

お次は親族です

親族の方は近い方から着れるものが変わってきます。

まずお母さんやおばあちゃん

マザーズドレス=黒留袖

お父様のモーニングが多いですが着物の場合は黒紋付袴です

 

他の親族の方

未婚の場合

振袖

既婚の場合

色留袖・訪問着

色留袖は三つ紋が多いですね

未婚方は振袖を着れるのですが、成人式用のデザインが多いため

年齢を気にされる方はデザインを気をつけていただけると着て頂けます

洋服で表すとドレスが近いですね

 

他の招待客の方

訪問着・色無地

訪問着や色無地も紋が入っているものがおすすめ

洋服で表すとカクテルドレスや綺麗めワンピースのような感じです

 

結婚式だと披露宴が華やぎますので、お着物着て行きやすいですね

 

パーティー

式典や会社のパーティーなどにお呼ばれしたとき

お着物で参加されると上品ですよね

ドレスコードを求められる場合

振袖・訪問着・付下げ・色無地

など着ていただきたいです

外国の方達やリラックスしたパーティであれば、日本的な紬の訪問着もおしゃれになりますね

ご出席する会の雰囲気に合わせて、確認している方が安心です

 

食事会

レストランや料亭など敷居の高いところや

おしゃれなカフェのようなカジュアルな所までおすすめのお着物の種類をご紹介

 

ドレスコードがあるお店

誰と一緒か

どんな場合か

にもよりますが

ご家族でのお祝いですと

色無地

付下げ

小紋

が良いですね

帯は少し金糸や銀糸があるものをあわせると良いでしょう

かしこまった場所にお呼ばれした場合は幹事に必ず一度確認しましょう

 

ドレスコードないお店

ドレスコードの指定がないお店はお洋服と同じで普段着くらいのものがいいですね

小紋

お召

などがいいでしょう

洋服で例えると綺麗めワンピースやセットアップと同じ感じでしょう

カフェやビストロなど普段気軽に行く場所はこの三種類がおすすめ

 

観劇

観劇をされる方も増えてきましたね

訪問着

色無地

江戸小紋

がおすすめ

江戸小紋はカジュアルにもセミフォーマルにも着ていけるので

とても使い勝手がいいですよ

 

 

お祭り

お祭りといえば

浴衣

ですよね

着やすく涼しいのでおすすめです

軽いので動きやすく、着崩れも治しやすいです

他の着物より安価なのでお持ちの方も多いのでは?

 

着物の春夏秋冬

洋服に長袖半袖があるように着物にも袷・単衣・夏物があります

時期と合わせてご説明しますね

 

袷(あわせ)

袷とはで、寒い季節に着用される着物の縫い方で

裏地がついており二枚生地を縫い合わせている状態、暖かいのが特徴です

寒い時期(主に10月から5月)に着用と言われていますが

ご自身の体調や外の気温で変えて行きましょう

振袖は成人式に向けてつくる方が多いので袷です

 

 

単衣

季節の変わり目6月・9月に着ます

最近は温暖化で暑い日が続くため5月・10月に着る方も多いです

また好きな柄なのにもっと着たい方は下にニットなどの洋服を着たりして

寒さ対策をして着られる方もいらっしゃいます

学生服で言う合服みたいなものですね

 

 

薄物(夏物)

その名の通り薄い生地の絽(ろ)や紗(しゃ)などを使った着物のことを言います

夏の暑い時期にきていただくもので単衣と同じく裏地はなく透け感があります

麻を使った上布(じょうふ)なども有名ですね

7・8月が多いですが9月初旬のまだ暑い日も着ています

暑い日に着る方は熱中症対策もしっかりしてくださいね

 

初心者は何買ったらいい?

着物の用途や種類をご説明してきましたが

じゃあ何を買ったら使い勝手がいいのか気になりますよね

用途によってさまざまですが筆者のおすすめをお教えします

 

1着は持っておきたい方におすすめは

色無地

催事やお呼ばれなどに重宝します

フォーマルからセミフォーマルまで着ていただけるので

一着は着物を持っておきたいなと考えている方や迷われている方は

色無地がいいでしょう

一つ紋を入れられる場合は、女性は母方の紋を受け継ぐので調べてみては?

 

着物ライフをスタートさせたい方は

小紋がおすすめ

普段着はもちろん帯次第でセミフォーマルな場所まできて頂けます

柄などもかわいいものが多いのでとってもおすすめ

みんなで着物お出かけ会とかなら小紋はすごく重宝します

 

あくまで筆者のおすすめですので気に入った色や柄で購入していただくのが1番です

洋服と同じで大まかな決まりはありますが相手に失礼にならなければ全部正解です

分からなければお近くの呉服屋へご来店いただきますと

優しく教えてもらえますよ

 

まとめ

着物は日本独自の文化です

お洋服ほど身近ではないかもしれませんが最近はお洋服の上に羽織など

和洋折衷のコーディネートも流行り出しています

このコロナ期間で着物人口が少しずつ増えてきているなと感じます

難しいものと考えず気軽に楽しんでいただけるデザインもたくさんご用意しています

良いものを長く使う、着る日本の文化に触れてみませんか?

 

 

 

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